2006年08月04日

ナイトウォーキング@野毛

思うところがあるので、これを今日は書きます。
今日のモードはしんみりモードです。

今日は会社を出たあと、なんとなく家には足が向かわずに、
横浜で途中下車しました。
そして根岸線に乗り換えて、桜木町へ。
いつもはそこからみなとみらい方面に行く。
今日も実は大さん橋でぼーっと考え事しようかと思っていた。

でも、今日は反対方面に行くことに決めました。

野毛に行きたかったのです。

行ってどうすることもなかったんだけども、
とりあえず夜の野毛をひたすらぐるぐる歩いてみたかった。
野毛山公園には足が痛すぎて行けない気がしたので、
そのまま関内方面へ。

ぼんやり歩きました。
いろいろ考えながら。
いろいろってなんだろう。
会社のこととか、人ってなんだろうとか、
わたしが叫びたいことってなんだろうとか、
本当にいろいろ。
そうしたら、橋に行き着きました。

一人で酔っ払いまくってるおじさんがちゃんと横断歩道を渡ったのを見届けて、
わたしも渡りました。

コリアンタウンのある方面に曲がり、
そのまま、福富町に突入。
昼間のように明るかった。
眠らない街って、こういうことを言うんだなと思った。
むしろ昼間の太陽よりも明るいんじゃないかというくらい。
最初は目が慣れなかった。
しばらくシバシバ瞬きして、やっと目を開けて通れるようになったくらい。

そんな眩しいほど明るい通りには、こんな人たちがいました。

狭い通りの両脇で座り込む(日本人じゃないと思われる)女性たちと、
店の前で立つタキシード姿のおじさん、あるいはにいちゃんたち、
それからアロハシャツ風のシャツをだらぁ〜っと来ている人々、
そしていたって普通の服装をしている人々、
酔ったサラリーマン数人とそれを支える女性、
最後に、スーツでipod聴きながらずんずん歩く女一人(←わたし。。)

この最後の人物は、みんなの注目を浴びました。
「あいつ、だれ??」みたいな。

そりゃそうでしょうね。
普段見かけない、異質な雰囲気漂う人間ですからね。
しかも風俗店をじーっと見ながら、
別に入るわけでもなく(というかそもそもターゲットですらないし)
入り口にたつお店のおじさんに、ちょこっと頭を下げつつ(下げるなって。。)
ささっと通り過ぎ、
その一瞬に、おっさんたちが行列で何か書類に書き物をしながら、
順番待ちしている図を思わず目にし、
うょょょょ
っと目を見開き、
またハイヒールをコツコツならしながら去っていくんですからね。

そんな、のほほんとわりと危険なところを夜遅くに歩いていて、
よくぞ無事でしたねと、
誰か様に言われそうです。
いや、むしろ、
「あんた、あれほど一人で行っちゃいかんと行ったでしょうが」
と言われそうな、そうでもないような。。

人にぶつかんなくてよかったですね。
すれすれのところで、見るからにやくざっぽい人への激突を避けましたが、
あれは、一体どういう種類の反射神経だったんでしょうか。
本能的反射なのか、条件反射なのか、なんなのか。
いつもは反射神経良くない人なんですけども。。。

そんな街の中に、一つ異質な空間がありました。
それは、明るい照明の中、ひっそりとたたずむタバコ屋さん。
そこに、「もう戦後からずーっとハマに住んでますぜ」的なおじいちゃんがいる。
しかも、なぜか店舗からぐぃっと身を乗り出して、きょろきょろしている。
それがもの凄い変なきょろつき方。
それで、目立ってる。

個人的パトロールなのか??

とにかくすごい不思議なおじいちゃんだった。

あのおじいちゃんは、ずっとこの風俗街の中で
毎晩のように人を見ているんだろうか。
ちらっとそのおじいちゃんと目が合った。
やっぱり、この子どこから来たんだろうという顔をしたような気がした。
まぁ、スーツだったし。。
というわけで、今度昼間に行った時に、お話を聴いてみたいなぁと思ったのでした。

今日は珍しく誰にも話しかけずに関内駅まで行き着いてしまったので。

街中で不思議だと思うことをしている人には、
なにをやってるのか聞くことにしています。
今のところ一番不思議だったのは、
渋谷のセンター街でシルバーアクセサリーのお店をやっている、大きなアメリカ人。
なんと昔合気道をやっていて、選手を目指したが怪我で挫折して、
実業家になったら成功しちゃったぜ、みたいなことを言っていた。
で、武道の道を忘れられないため、
店内は力士と撮った写真で埋め尽くされている。

おいおい、若者はぶったまげちゃいますよ。
やたら力士と写ってるこの人、だれ??
あ??店内にいる!?
え??あれが店長??
っていう感じに。


話は戻して、
わたしはふらぁ〜っと何事もなく伊勢崎町へと返り咲きました。
イセザキモールを抜けて地下鉄関内駅に向かいました。
JRだと乗換えが面倒だと思って、一本で戸塚まで行く選択肢を選んだ。

マリナードという地下街を通って行くのだけど、
むしろこの地下街の方が人通りがまったくなくて、怖かった。
死角ありすぎ。。
自分のヒールのコツコツと言う音しか聞こえなかった。

それから地下鉄に乗る。
もの凄い混み様だった。

今日のわたしは、
ずっと一人で異質さを体現しながら歩き、
地下鉄の中で日常に浸かった。

なんだか今週は、
日常の中に溶け込むよりも、
異質さを体験することに気が引かれる。

目の前の現実から逃げようとしているのか、
ただ単に人とのふれあいが恋しくなったのか、
よくわからない。

だけど、いい意味でも悪い意味でも、
自分の身は自分で守るしかないことを感じている今週。
こんな見に迫る危険を通り抜けて感じるものは、
わたしの印象というのは捨てたもんじゃないなということと、
この状況をとりあえず楽しもうと思ってみて、周りを観察しまくろう、
ということだった。

そんな、ある夜の出来事。

Posted by fre9 at 2006年08月04日 00:57
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