実はここ2日間くらい、悩んでいた。
5月病というのでもなく、悩んでいた。
何にか、というと、
これから自分はどう考えて生きていけばいいんだろうか、
ということについて、
非常に悩んでいた。
それは、ある一言がきっかけだった。
「新人らしくがんばって」
言いたい意味は分かるのだけど、
私はこの らしくっていうのが腑に落ちなくて、
なんとなく受け入れ難い感想を持っていた。
そう。
私は、「らしく」という言葉が、
きらいだ。
一人娘だから、
小さいころからこういわれ続けて生きてきた。
「女の子らしく〜〜しなさい」
大人に囲まれて育ったから、
こう言われてきた。
「子供らしく〜〜しなさい」
背伸びしたい子だから、
こう言われてきた。
「学生らしく〜〜しなさい」
強がりな子だから、
何かでつまづくとこう言われてきた。
「いつもの○○○らしくないよ」
考え方がひねくれてるのかもしれないけど、
「じゃあ、どうすりゃいいのよ」っていつも思ってきた。
女の子らしいってなに?
子供らしいってなに?
学生?
いつものわたし?
どこにそんな規定があるんだ。
誰がそんなことを、いつ決めた。
勝手に決め付けて押し付けるんじゃねぇ!
言われる度に心の中でそうつぶやいて、
素直じゃない自分にさらに自己嫌悪を感じていた。
だから、私は「らしく」と言われるのが、
いやだ。
〜〜らしくって言われると、
その価値観を押し付けられているような気がして、
自分は自分だ、関係ない。
と思って反発してしまう。
言葉に敏感な難しい子なんだと思う。
すいません。
それで、私はおとといぐらいに言われた
新人らしくっていう言葉に、
反発はしないまでも、どうにも腑に落ちなくて考えていた。
さらに、他の同期はそこまで言われていないことから、
「私ってそんなに新人らしくない生意気な奴って思われてるのか?」
とさらなる考察に没入してしまった。
とはいえ、この発言をした人が悪いと言いたいわけでもなく、
社会ってそういうところだからやっぱり合わない、と思ったわけでもなく、
結局の結論は、これだった。
「全ては自分のためなんだ」
新人らしく、と言われたからといって、
恐縮することはないとも言われたのだが、
そうとも言える、と今の私は思う。
今日の帰りの電車で、
私はあるフリーのマーケティングプランナー(女性)の方のことを思い出していた。
彼女は、最初私のように小さい会社に就職して、
掃除や議事録をひたすらやって、という毎日を過ごしたそうだ。
そしてひとり立ちしてしばらくして、
社長さんからメッセージが届いたという。
「どんな環境で働くことになっても、
毎朝の掃除や会社内の環境を綺麗にできるという基本を忘れないで」
このメッセージを、彼女は私にもそのままそっくりくれました。
その生き生きとした彼女と、彼女の人生を垣間見ていて思ったのは、
最初の会社で数少ない新人として毎朝がんばっていたことが、
社内からの信頼につながり、
社外で議事録としてまとめることをがんばっていたことが、
社外からの信頼につながり、
それがフリーとなった今も自分の財産となっている。
つまり、彼女が地道にやっていたこと全てが、
人から信頼されることにつながっていたということだ。
そのことをふと思い出して、今もう一度考えている。
別に、新人だからこうするべき、これをやるべき、こうあるべき、
という意味で言っていたのではなく、
新人のうちに人間としての基本を覚えてね、という意味だったんだと思う。
そして信頼される人間になって、業務をこなして欲しい。
まずは、得体の知らない人物である新人として、
年上のクライアントから信頼を得るためにはどうしたらいいのか。
それは相手がどういう気持ちでいるかということや、
何を考えて何を欲しているかということを察知して行動し、
信頼を得て行ってくれ。
信用第一のこの業界では、
信頼を得ないことには、仕事は来ないのだから。
そういうことだったんだと思う。
むしろもうそういう解釈しかできないかもしれない。
まだ慣れていないことも多いけれど、
信頼される人になって、
仕事を任せてもらえるようになって、
いろいろな体験をしたい。
これはどの業界でも同じことなんだと思う。
それがたとえば一人で何かをするときになったら、
信頼されていなければスポンサーもつかないし、
サポートも得られない。
むしろ一人で戦わないといけない立場のほうが
もっと実感がわくはずだ。
そういうわけで、
らしく、と思うとひん曲がるから、
信頼を得てがんばるため、という解釈にしよう。
そんなわけで、新人はやっとリーダーさんたちの想いを理解したのでした。
「学生らしく」とオヤや教師に言われることと、
「新人らしく」と会社の人から言われる事は、
雇われてるという理由で、意味あいが違うと思うよ。
(もちろんそんなことは判っているだろうからこれは蛇足)
じゃあ新人らしくというのは何かというと、水槽の魚の話というのがあります
http://aioffice.no-blog.jp/seikou/2006/02/post_a636.html
(このサイトは検索して出てきただけなので、お話だけ読んでくださいな)
新人というのは、残念ながらどれだけがんばっても
会社にとっては赤字の存在であるようです
(だからもちろん仕事を早く覚えたり、
信頼を得たりするのは必要だし、
仕事できるようになりたいなーと俺も思います)
でも一方、新人にしかできない仕事として、
会社が今もっている固定観念を打破する、
というのがあるようです。
つまり何が言いたかったかというと、
「新人らしく」というのは
こうするべき、これをやるべき、こうあるべき
というニュアンスではなく、
「会社として新人にこういう効果を求めていますよ」
というニュアンスも考えられるよ、という事です。
それでもまりつぃんは
そういう会社の価値感を押し付けられるのは嫌かもね。
そんなこんなでお久しぶりですが最近はいかがおすごしでしょうか。
Posted by: すまき at 2006年05月13日 23:14おお、すまっきー
まりつぃんは元気ですよ。
元気かい??京都は暑いのか、寒いのか。。
コメントありがとう。
カマスの話、すごい分かりやすいね。なるほどと思った。
新人ってフレッシュだから、
いろいろ刺激与えて欲しいとは言われたんだけど、
なぜか最後話の行き着く先が、
「らしく」しておいてくれ、みたいな感じだったのね。
1日の中で10回くらいその言葉を耳にし目にしたから、
わけわかんなくなっちゃったのかも。
でも、すまっきーを始め、色んな人が色んなアドバイスをしてくれて、
悩みは吹き飛びました。
ありがとう!